GRANADO 2016.11.18
【 ドールを作っているのはどんな人?どんな場所?!そんなギモンにお答えします! 】
中国の新進気鋭のドールメーカーである『 GRANADO 』。
圧倒的な肉体美を誇る男性ドールや、可愛らしい少女から艶やかな大人の女性ドールまで
幅広いドールを展開し続ける『 GRANADO 』の今後の展開、制作事情について質問しました!
GRANADO代表 Crocus Lee氏 (聞き手:DOLK スタッフ)
■DOLKスタッフ(以下D):GRANADOのメーカー設立はいつ頃でしょうか?また、設立した時は、何名で運営を始めましたか?
■GRANADO:2011年4月に設立しました。設立したときは僅か2名で、原型師であるCrocus Leeと、顧客対応のikaruで、運営を始めました。
■D:メーカーの名前「GRANADO」の由来を教えていただけますか?
■GRANADO:GRANADOはスペイン語に由来したもので『素晴らしい』という意味です。当時は情熱に満ちた名前が欲しかったので、スペイン語にしました。
■D:現在は、何名で運営されていますか?
■GRANADO:原型師、創作責任者、造形や撮影、企画はCrocus Leeが担当しています。
客対応及びマネージャ:Ikaru Wong
メイクアップアーティスト:2人
パーティングライン除去などドールを磨く作業担当:3人
機器技師:1人
現在は、この8人で運営しています。
■D:新しいドールをデザインする時、どれくらいの時間をかけて、どんな方法で、完成させるのか、詳しく教えてください。
■GRANADO:新しいドールをデザインする時、次のドールはどのようなコンセプトやスタイルにするかミーティングで決めてから進めていきます。
ヘッドはだいたい1か月、造形や撮影等々も1か月ほどかかります。
なので新しいドールをリリースするまでは2か月か3か月ほどかかります。
■D:造形師の方への質問になりますが、ヘッドやボディの制作で、こだわっている事はありますか?
■GRANADO:まずは例えば白人、黒人やアジアの黄色人種などあらゆる人種の骨格など、特性を研究する事が必要です。
それと何よりもお客さんの意見もうかがっています。お客さんからのフィードバックをいつも大事にしています。
またボディを作る事にも多くの時間をかけています。
GRANADOはいつもヘッドやボディを作るにはいつもこだわってて、細かいところも神経質ぐらいまで真剣にやってきました。
■D:ドールに興味を持ったきっかけを教えていただけますか?
■GRANADO:2003年の時、大学の友達の中で日本のドールメーカーの写真を見せてもらって初めてBJDドールのことを知りました。
その美しさに魅了されて、たくさんのドール写真をかき集めました。
卒業の時も友達と一緒にBJDの彫刻の像を作りました。
■D:GRANADOの皆さんは、人形の製作について、大学で専門的な勉強の経験がありますか?
■GRANADO:中国国内には、ドールについて専門的に学べる課程はまだ無い状態です。
原型師のCrocus Leeの専門は彫刻です。大学で彫刻芸術を専攻してました。
ドール作り始める所に至るまでには、5年の歳月をかけて十分な経験を積んできました。
■D:制作時に使う道具は何を主に使用されますか?
■GRANADO:道具はLaDollの粘土をメインに使用しています。また、他にも磨きや彫刻の道具も使っています。
手作りなので、これらのツールはいつも利用しています。
■D:ドールを制作する時、苦労したり、つらい事はなんですか?
■GRANADO:一番つらいことは新しいアイディアやインスピレーションがないことです。
ドール作るため、徹夜でもなかなか思ったものが出てこなくて、身体のつらさよりは、精神的につらいことです。
■D:”Dolliseum”の、開店おめでとうございます!
■GRANADO:ありがとうございます。Dolliseumの出店には大変な労力が必要でした。
今後、機会があれば海外での出店も試してみたいと考えています。
その時はまたみなさん、宜しくお願い致します。
■D:GRANADOのボディの筋肉は、とてもリアルで美しいです。特に、男性キャラクターのボディに、色々な種類があるのが素晴らしいと思います。これだけリアルなボディを作るためには、人体の勉強をされましたか?
リリースされたドールの中には、格闘家としてキャラクター設定されているものがありますが、格闘技などはお好きなのでしょうか?
■GRANADO:もちろん人体については、研究したことがあります。
前述のこわだりのように、Crocus Leeはあらゆる人種の特性を研究してきました。
例えば、ヨーロッパ人、黒人やアジア人も詳しく分析しています。
男女問わず、各人種のボディは実に大きく異なっています。私達は、各人種の筋肉のつき方について執着していると言っても過言ではありません。
格闘技には特に関心はないですが、武道のタイ拳や太極拳に興味持っています。
■D:広報担当の方へのご質問になりますが、日本のゲームなどのカルチャーも、お好きですか?
■GRANADO:SNSの面ではうちの客対応部門のIkaruさんが積極的に運営しています。
彼は日本の漫画やゲームのカルチャーが大好きだそうで、よく旅行のために日本に行ってましたが、日本語は分からないです。
GRANADOのドールの物語はすべて、彼が書いたものなんですよ。
■D:先日は、DollosmPlus Tokyo2016にご訪問してくださり、ありがとうございます!
イベントや東京は楽しかったですか?思い出に残っている事があれば、ぜひ教えてください。
■GRANADO:DOLKの招待に感謝しております。良い展示会でした。
いろんなドールに触れて、それぞれスタイルが違います。現場ですぐに購入できるので、素晴らしかったです。
東京で一番印象に残っているのは、日本人が礼儀正しいことです。食べ物も美味しいし、優しい国です。
■D:今までにリリースしたドールで、人気のドールはどれですか?
■GRANADO:以前は一番人気だったのは『 V-01 』と『 Uranus 』でした。
最近『 Enoch 』と『 Neptune 』も、ファンの皆さんに好かれています。
■D:GRANADOが目指す、今後の展開や目標などがあれば教えてください。
■GRANADO:今後いろんな作品や個人や会社と提携していきたいと思っています。
大手ブランドと提携するのはいつも目指しています。
もちろん自社の実力もアップして、もっと多くのファンのみなさんに『GRANADO』というブランドに触れて頂けるように頑張っていきます。
■D:日本のGRANADOファンにメッセージをお願いします!
■GRANADO:日本のファンのみなさんのサポートは心から感謝しています。
ツイッター上でもいつもみなさんからの励ましの言葉をいただき、本当にありがとうございます!
今後も引き続きのご愛顧やサポート宜しくお願い致します。
GRANADOは引き続きファンの皆さんのために美しいドールを制作し続けます!
■D:たくさんの質問に、お答え頂きありがとうございます!!
今後も、GRANADOでしか見られない素晴らしいシナリオと美しいドールをとても楽しみにしています!